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ロンドンからRyeへ。

滞在中3日目。

この日は特にプランを決めずのんびり美術館やイングリッシュガーデンを見に行こうかな、と思っていましたが朝からあまりにもお天気がよかったので急遽ロンドンから2時間程でいけるRyeという小さな村にいってきました。

最近はロンドンからも日帰りでいけるってことで人気のスポットになっているようですね。

 

Ryeについて英国ニュースダイジェストさんから引用しました。↓

 

 

 


かつて海に面していたライは港町として繁栄していた。「岸辺」「魚市場」「人魚」といった、この街が海に面していたことを示す通り名がたくさんあるのはそのためだ。

13世紀前半までフランスの支配下にあったこの地をヘンリー3世が取り戻し、特権港に指定。ライの住人たちに海岸線の防衛を担うことを命じるのと引き換えに、免税や自治を認めた。14世紀前半に、主に高級品に対して関税がかけられるようになると、この地域には密輸業者が跋扈(ばっこ)するようになる。やがて海岸線が後退して港町としての機能が失われたことに加えて、フランスやスペインからの攻撃、黒死病の流行などの被害を受けて、この街や周辺の地域は没落していく。その後はまるでときが止まってしまったかのように発展を止めたため、街の至るところには、いまだ中世の趣が残っているのだ。

ゆっくり歩いても数十分で街全体を一周できてしまうほどの小さな街なので、ロンドンからの日帰り旅行には最適。廃墟のような佇まいの塔や城門、小石が敷き詰められた小道と、その脇に並ぶチューダー様式の建物を眺めれば、思わずタイムスリップしたかのような気持ちにとらわれてしまう。

 


 

ロンドンから高速鉄道でにゆられてしばらくすると、のどかな田園風景が広がります。

放牧された羊たちを眺めのんびり移動すること約2時間、ryeという小さな駅に到着。

日本の地方の田舎にある小さな駅舎と同じ空気を感じるこじんまりとした駅でした。

 

 

駅をでて歩くとすぐに中世の街並みが広がります。

平日で、さらに着いた時間も少し早かったせいかまだ観光客もまばらです。

 

こちらは創業1152年、建物は1452年に再建されたというホテル・マーメードイン。

 

 

 

世界のセレブもたくさん訪れているらしく、写真が飾ってあったりします。

 

 

古いだけに若干建物が歪んでいるようにも見えました

(・_・;

ちなみに当時は密輸人たちのたまり場にもなっていたそうで、取引のための隠し部屋なんかもあるとか・・・

忍者屋敷みたいでなんだか面白そうですね。

でも古くて薄暗いせいかなんとなく重い空気感が漂うなあ・・・と感じる建物でした。

そして後から知ったのですがここは幽霊が出るってことでも有名なホテルだったようです。納得。

 

石畳の坂道。

歩けばいたるところに綺麗なお花が咲いています。

どこを切り取っても絵になります。

坂を登りきったところにあるYpres towr.

1200年代に建てられた要塞ですが、後に牢獄としても使われていたことがあるようです。

中には入りませんでしたがここもなんとなく重かった(・_・;

お洒落な雑貨屋さん

ここのだるそうなワンチャンがかわいかったです^^

港町ということもあって歩いていると建具やサインに海を感じさせるデザインが目につきます。

そしてどれもとってもお洒落。ちょっとしたところにも数百年前の人たちの感性・センスのよさを感じられる発見があり、歩いているだけでも楽しいです。

そうそう港町らしくカモメがたくさん飛んでいました。

近くで見ると結構大きいのです。

 

着いてから歩き通しだったのでカフェでちょっと休憩。

なんだか懐かしい感じのおやつをいただきました。

味も素朴でおいしかったです。

コンパクトなのでロンドンから日帰りで尋ねるのにちょうどよい町でした。

 

とってもかわいい街並みと、のんびりしたイギリスの田舎町の空気感を味わうにはおすすめです。